お知らせ
News-
- 2025.02.20
- ダイヤモンド・オンライン社の記事に対する回答
平素よりお世話になっております。株式会社日本製造の田邑です。
ダイヤモンド・オンライン「M&A仲介ダークサイド」の記事でご心配をおかけしていることに関しては弊社といたしましても心を痛めております。
以下、記事の事実関係についてご回答申し上げます。「親会社である日本製造が、傘下に入った約37社の子会社に対し内部留保を送金させている。買収した子会社に、銀行を回って融資を受けるよう指示をして、融資を受けたら日本製造の担当者から「調達した資金を送るよう」指示を受けた。その為、「内部留保やキャッシュフロー」で返済せざるを得なくなった。」
という点につきましては、事業承継した子会社に、資金需要もないのに銀行を回って融資を受けるよう指示をした事実はありません。
ダイヤモンド・オンラインの記事では、「土地などを担保に運転資金約1億2000万円の融資を受けた」とありますが、土地を担保に提供する場合、親会社である弊社が承知しなくてはなりませんし、担保ではなく保証の場合、事業子会社の代表者ではなく私(田邑)自身が連帯保証人になっています。この記事にある「土地を担保に融資を受けて当社に送金させた」事実はありません。
一方で、事業承継した会社から、当社に対して余剰資金を送金させた事実はあります。これは、事業承継した会社の代表者が、経営者保証から免れて資金繰りの規律が緩み、当社に対して直前の送金依頼をすることが多発したことがあったため、その管理の必要があるためです。「M&A の決定を取締役会で決議することなく、田邑社長の独断で行われている事は会社法違反だと社外取締役に指摘され、経営権争いに発展した。」
という点につきましては、社外取締役が一部私の経営方針に異議を唱え、会社から排除しようとした事実はありますが、前提となる事実関係に誤りがあります。まず、M&Aの決定は取締役会設置後、すべて取締役会の決議によっており、私の独断で行っている事実はありません。 また、経営方針に異議を唱えた一部の取締役が、それぞれの思惑や不正を免れるために私の責任であると糊塗しようとした事実はありますが、当社の発行済株式は、その100%私(田邑)が保有しており、本来的には「経営権争い」にはなりえません。「社外取締役の千本幸生氏から、金銭消費貸借契約を巡り訴訟となっている。」
という点について、訴訟になったことは事実です。ただし、この経緯は、千本氏が進めようと主張した事業承継事案に関して、事業子会社の株式を担保に供して自ら資金を出すと強く主張したものです。
元々は、千本氏にとっては当該会社(株式を担保に供した事業子会社)の経営権を取得することが目的でしたが、上記の当社から私を排除しようという動きと相俟って貸金返還請求の形に転化しましたが現在は解決しております。ダイヤモンド・オンラインの一連の記事は、当社を巡る一連の出来事を、事実に反して、又は偏った立場から悪意をもって記載しているもので、当社の経営に関する方針や事業運営を正確に示したものではありません。当社としては信用毀損に基づく損害賠償その他の対応をしていく所存です。