日ノ出樹脂工業

日ノ出樹脂工業は、昭和22年の創業の樹脂コンパウンド会社です。
ABS樹脂を始めとして、オレフィン系樹脂、透明樹脂、アロイ樹脂、エンプラ、スーパーエンプラ、各種フィーラー入り樹脂、生分解性樹脂、各種マスターバッチ等を手掛け、色合わせから物性改質・グレード製造、生産、販売までを行っております。
これら以外の様々な樹脂についてもコンパウンド加工及び販売、リサイクル加工等もお引き受けしております。

製品事例

• 1. 自動車産業

  樹脂部品の製造に使用されるコンパウンド素材。特に車内装飾部品やエンジン部品などで利用され、耐熱性や耐摩耗性を持つ樹脂が求められるシーンで活躍しています。車載用電子機器の部品にも使用され、高耐熱・絶縁性を要求されるケースに弊社の樹脂が採用されています。

• 2. 家電製品

  家電機器の外装部品や内部の構造材として利用される樹脂。冷蔵庫、洗濯機、エアコンの内部機構や外装部品において、軽量化やコスト削減を目指すために用いられています。LED照明のカバーなどにも透明樹脂が利用。デザイン性や機能性が求められる用途で活用されています。

• 3. 医療機器

  医療機器の外装材として、特に耐薬品性や衛生管理が重要な機器に使用。抗菌樹脂や耐薬品性を持つ樹脂が医療現場で活躍しています。使い捨て医療機器（例：注射器やチューブ類）の部品に多用されています。

• 4. 電子機器・通信機器

  プリント基板の製造工程で使用されるフレームや部品。特に高密度化した基板において、精密な枠材や支持部品として利用されています。パソコンの外装部品や内部部品、特に軽量であり、かつ強度や耐久性が求められるケースに使用されています。

• 5. 照明機器・ディスプレイ

  蓄光顔料を練り込んだ樹脂が、緊急用照明や夜間表示のために使用。夜間でも視認性が向上するため、公共の場や道路標識などに適しています。LED照明のカバーや筐体の製造にも使われ、耐熱性やデザイン性が求められる部分に活用されています。

• 6. 航空・宇宙産業

  航空機の部品や航空機内装に使用。特に軽量化が重要な分野で、高強度・高耐熱性が求められるため、弊社の樹脂が選ばれています。

• 7. 3Dプリンター

  3Dプリンター用のフィラメントとしても使用。特に特殊樹脂（耐熱性、透明樹脂、エンプラ樹脂など）が要求される場合に採用され、プロトタイピングや製品開発において重要な役割を果たしています。

• 8. 環境関連

  生分解性樹脂やリサイクル樹脂を使用した製品が、環境負荷の低減を目的とした新しい製品群で使用。特に環境に配慮した企業やエコ意識の高い企業において、廃棄物削減を意識した製品が採用されています。

• 9. 高機能性樹脂

  抗菌樹脂は衛生管理が重要な環境（例：医療現場や食品加工施設）で活躍。抗菌性能を持つ樹脂が求められるシーンで使用されています。特許出願中の石目調樹脂は、デザイン性が重視される分野で用いられており、インテリア用品や装飾品に採用されています。

会社概要

• 会社名

  日ノ出樹脂工業株式会社

• 代表取締役

  田邑 元基

• 設立

  1947年8月20日

• 事業内容

  合成樹脂原料コンパウンド加工・合成樹脂原料販売

• 従業員数

  20名（男性16名、女性4名）

• 主な取引先/商社

  テクノUMG株式会社、株式会社サンシン、幸和テック株式会社、株式会社ナスタ、マーベリックパートナーズ株式会社、伊藤忠プラスチックス株式会社、株式会社日立ハイテクノロジース、明和産業株式会社　他

• MAP

沿革

• 昭和22年9月

  日ノ出染色工業株式会社設立（化学繊維の染色に従事）。

• 昭和33年9月

  合成樹脂原料着色部門開設。

• 昭和34年8月

  化学繊維染色部門閉鎖。

• 昭和34年9月

  日ノ出樹脂工業株式会社に社名変更。

• 昭和49年2月

  住田岑二が代表取締役に就任。

• 昭和51年5月

  資本金800万円に増資。

• 昭和55年4月

  川越工場用地取得。

• 昭和55年5月

  資本金1,600万円に増資。

• 昭和56年4月

  川越工場竣工。

• 昭和58年6月

  川越工場増設により生産能力が200t/月から400t/月になる。

• 昭和60年1月

  RS.85運動開始（品質・作業改善提案運動）。

• 昭和63年9月

  川越工場第二期増設工事着工。

• 平成1年4月

  川越工場完成（管理棟竣工）、本社着色工場を閉鎖し川越工場へ移転統合。

• 平成2年4月

  本社成形工場を閉鎖・解体。

• 平成4年4月

  本社営業部門を分離し、販売会社「株式会社サンシン」を設立。

• 平成6年9月

  65mm高速押出機2台入れ替えにより24時間体制で生産量が500t/月になる。

• 平成11年9月

  創業50周年を迎える。

• 平成14年6月

  川越工場がISO9001を取得。

• 平成18年10月

  住田嘉久が代表取締役社長に就任。

• 平成21年4月

  ISO9001:2008に改正による改定。

• 平成26年8月

  本社移転。

• 平成26年12月

  KTX-44二軸押出機を導入。

• 平成27年2月

  PCM-46二軸押出機を導入。

• 平成29年3月

  リサイクル炭素繊維のコンパウンド技術（特許申請中）を確立。

• 平成29年9月

  創業70周年を迎える。

• 平成30年6月

  ISO9001:2008を2015年版に更新。

• 平成30年7月

  ISO14001:2015（認定番号JCQA-E0966）を取得。

• 令和4年7月

  Manufacturing Japan Groupに加盟。

• 令和5年1月

  TEXαⅢ二軸押出機を導入。